本格的な物理キーボード搭載のスマホが登場~需要はある?

f(x) キーボード 物理 スマートフォン

f(x) キーボード 物理 スマートフォン
 
iPhone最大の“革命”が何であるかは人によって様々でしょうが、物理キーボードの撤廃を挙げる人たちが一定層いることは想像に難くありません。ところが2019年の今、再び物理キーボードを配したスマートフォンが登場しようとしています。

本格派のキーボード

F(x) Technologyが開発を手がけるのは、スライド式のQWERTYキーボードが配されたスマートフォンです。2018年第4四半期(10~12月)にリリースされる計画だったものの、開発が遅れ2019年第1四半期(1~3月)での登場予定となるようです。
 
もちろん、2019年に物理キーボードを採用するだけあって、スマートフォン「 F(x) 」(どのように発音するのかは謎ですが、ニュースサイトAndroid Policeは「Functionではないか」と推測しています)のキーボードは5列配置、CtrlやTab、Shiftキーも配備と本格派です。
 
現段階で詳細なスペックは明らかになっていませんが、USB Type-C(USB-C)を配備しQuick Charge 3.0に対応、デュアルNano SIM配備と、かゆいところに手が届く仕上がりのようです。

需要は意外にもある?

かつて、物理キーボードの採用で一世を風靡したBlackBerryは16年にスマートフォン開発を終了、現在はライセンス契約での製造・販売を行っています。
 
それを思えば需要がかなり限られそうな気もしますが、ニュースサイトAndroid Authorityは「スマートフォンキーボードについて、消費者の反響は増しつつあるように思える」と指摘します。
 
実際、BlackBerryの名を冠したKeyOne、Key2、Key2 LEといったシリーズはニッチな需要を獲得していますし、製造・販売を手がけるTCLも先日行われたCES 2019で、Key2がKeyOneよりも好調な売れ行きを見せたことを明らかにしました。
 
またAndroidとLinuxのデュアルブートが可能な、物理キーボード搭載クラムシェル端末「Gemini PDA」は、クラウドファンディングサイトIndiegogoで目標額の3倍である250万ドル(約2億7,500万円)を獲得しています。
 
 
Source:Android Police,Android Authority
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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