Google関連会社、体重や動きの測定、転倒検出可能な靴を開発か

Googleの持株会社であるAlphabet傘下のVerilyが、着用者の体重や動きの測定、転倒の検出が可能なセンサーを内蔵した靴を開発するため、提携企業を求めていることがわかりました。
次の注目ウェアラブルは靴?
米CNBCが関係者から得た情報によれば、Alphabet傘下のバイオテック企業Verilyはこのほど会議において、このスマートシューズとでもいうべき靴のプロトタイプを披露した模様です。
スマートシューズの商品化が実現化するかどうかは不明ですが、Verilyは靴から収集したデータを健康管理や病気の予防に活かしたいと考えているようです。たとえば急速な体重の増加は関節や心臓疾患の遠因となりえます。また別の関係者はCNBCに対し、Verilyは転倒検出にも興味を持っていると話しています。
転倒検出機能といえば、AppleがApple Watch Series 4ですでに導入しており、つい先日はこの機能のおかげでノルウェー在住の男性が一命を取りとめたと報じられたばかりです。
Nikeがスマートフォンでフィッティングの自動調整ができるスマートスニーカー「Adapt BB」を発表するなど、センサーなどを内蔵した「ハイテクな」靴の開発には、近年注目が集まっています。
手ブレ補正スプーンやスマートコンタクトレンズも開発
Verilyは、もとはGoogle Life ScienceというGoogleの一部門でしたが、2015年に別会社となりました。
Verilyのホームページによると、同社はこのほかにも、パーキンソン病などにより手にふるえがある人々の食事を支援する手ブレ補正スプーン、医療関連データ収集のためのスマートウォッチ、糖尿病患者向けのブドウ糖測定が可能なスマートコンタクトレンズなどの開発を行っています。
Source:CNBC,Verily
Photo:Pixabay
(lunatic)