MacBookのキーボードには将来的にガラスパネルが採用されホコリ問題は解決される?


     
    Appleが、MacBookキーボードの新たな特許を申請していたことが明らかになりました。キーボードの底部分がすべてガラスパネルで置き換えられることにより、ホコリが入る問題を根本的に解決できるというもののようです。

    ホコリが入りやすかった従来のバタフライキーボード

    旧式のノートパソコンのキーボードは、若干の厚みはあるものの、ホコリなどの影響を受けにくいといわれています。一方、近年のMacBookに搭載されているバタフライキーボードは、非常にスリムな設計となっていますが、経年使用でキー底部にホコリがつまりやすく、正常に動作しなくなる現象が報告されています。
     
    第3世代のバタフライキーボードでは、シリコン製の膜がキー底部に設置されることにより、ホコリなどのゴミの侵入を防ぐ効果があるとされていますが、長期的に見るとやはり不安が残っているとされています。

    ガラスパネルで問題を根本的に解決か

    そこでAppleは、まったく新しい構造のキーボードのアイデアを考えついたようです。2018年7月25日付けで申請された「Computer with keyboard(コンピュータのキーボード)」と名付けられた特許は、ガラスパネルでキーボード構造そのものを置き換えるという画期的なものです。
     

     
    パネル上のキーボードのキーにあたる部分が突き出ており、キー部分に触れると下にめり込んで信号が伝達される仕組みとなっています。
     
    タッチパネルのキーボードと異なり、触覚フィードバックが使用できるのが大きな特徴です。タッチパネルでは行いにくいといわれているブラインドタッチも、ガラスパネルのキーボードでは問題なくできるとされています。
     
    特許を申請したからといってAppleが実際に技術の開発を進めているとは限りませんが、近い将来まったく新しいキーボードを搭載したMacBookが出るかもしれません。
     
     
    Source:Apple/USPTO via AppleInsider
    (lexi)

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