FaceTime「呼び出し中に音声が発信者に聞こえてしまう」バグ

    iOS12 グループFaceTime WWDC 18

    iOS12 グループFaceTime WWDC 18
     
    Apple製品同士で使える、通話アプリFaceTimeのグループ通話の設定にバグがあり、受信側が応答する前から音声(条件が揃えば映像も)が発信者に聞こえてしまう不具合がSNSで拡散しています。

    【追記】 AppleはFaceTime通話の悪用を解決するためにグループ通話を一時的にオフラインにしたと発表しています。

    不具合の再現は容易

    FaceTimeで発覚した今回の不具合は通話相手が応答する前に、グループ通話関連で一定の操作を行うことで、通話に応答していない受信側の音声が聞こえてきてしまうというものです。また通話相手が応答前に音声ボタンを操作(着信音量の上下)すると、フロントカメラからの映像も発信者側に表示されてしまいます。
     


     
    この不具合は非常に簡単な操作で再現できてしまい、前述のように条件が揃えば音声だけでなくフロントカメラの映像まで相手に筒抜けになってしまいます。通話開始前の様子が簡単に漏れてしまうのは非常に深刻な不具合といっていいでしょう。さらにSNSやネットメディアには再現動画が多く出回っており、既に多くの人が今回の不具合を使ったマイクとカメラへのアクセスが可能になっています。
     
    FaceTime
     
    Appleはこのバグと不具合を既に認識しており、今週末のiOSのアップデートで修正するとしています。ただ、アップデートが完了するまでは盗聴目的のいたずらに対して、ユーザー自身が自衛しなくてはいけません。気になる人は設定アプリのFaceTimeの項目で、一時的にFaceTimeをOFFにしておいてもいいでしょう。
     
     
    Source:BuzzFeed
    (KAZ)

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