“Androidの父”が手がけたEssential Phone、販売終了を公式発表

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    “Androidの父”と呼ばれるアンディ・ルービン氏が鳴り物入りで市場に送り込んだEssential Phoneが、公式サイトで正式に販売終了となったことが分かりました。

    Essential Phoneは販売終了

    今年5月にも次期モデル開発中止の噂や会社の身売りが報道されたEssential Phoneでしたが、今回の「在庫限りで販売終了」はEssentialによる公式発表となります。すでに公式サイトではすべてのモデルが売り切れとなっています。
     
    ただし、端末こそ販売終了となったものの、Essentialはスポークスマンを通して、Essential Phoneのアクセサリ販売やソフトウェア・アップデート、カスタマーサポートは続けていくとも述べています。また、新製品の開発に取り組んでいることも明かし、新たなスマートフォンのリリース準備に取り掛かっていることも示唆しています。

    高い注目を集めていたが

    Googleが提供するAndroid OSを手がけたアンディ・ルービン氏は、テクノロジー業界では“レジェンド級”の人物です。そんな彼がGoogleを飛び出し、誰も手にしたことのないようなスマートフォンを世に送り込むとあって、Essential Phoneは発売前から非常に高い注目を集めていました。
     
    事実、他社に先駆けて採用されたノッチデザインや、マグネティック・コネクタでカメラなどのアクセサリをワイヤレス接続する仕組みは非常に革新的で、手詰まり感のあるスマートフォン業界に一石を投じたことは間違いありません。
     
    しかし、革新的すぎたことが仇となったのか、発売直後からノッチに文字が隠れてしまったり、カメラ性能の低さやタッチスクリーンの問題が発生したりと、滑り出しに順調さを欠いてしまいました。また、最高経営責任者(CEO)を務めるアンディ・ルービン氏自身も、「セクハラで解雇された」はずのGoogleから100億円ほどの退職金を貰っていたとするNew York Timesの報道によって、批判の矢面に立つこととなりました。
     
     
    Source:9to5Google,NYT
    (kihachi)

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