iPhone7/7 Plusのスピーカーボタン問題、iOS12.1.1でも発生か

iPhone7 MacRumors

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2018年5月にAppleが問題を認識、短期間のみ無償修理が提供されていたiPhone7/7 Plusのスピーカーボタン問題が、現在も継続していることがわかりました。

Appleは短期間のみ無償修理を提供

今年初め、iOS11.3以降のiOSを搭載した一部のiPhone7/7 Plusにおいて、ユーザーが電話通話中にスピーカーボタンが灰色となり、使えなくなるというマイクの不具合が発生、Appleも今年5月の時点でこの問題を認識し、その後購入後1年間の保証期間を過ぎても無償修理を提供していました。
 
しかし米メディアMacRumorsが入手した社内向け文書により、この無償修理はわずか約2カ月後の7月に終了していることが判明しています。

ソフトウェアではなくハードウェアの問題との指摘

ところがMacRumorsに寄せられた投稿やTwitterへのツイートなどから、iPhone7/7 Plusのマイクの不具合は、最新iOSであるiOS12.1.1にアップデートしても発生していることがわかりました。問題を報告しているユーザー数の多さから見て、これはソフトウェアではなくハードウェアの問題だろうと、MacRumorsは指摘しています。
 
ハードウェアの問題ではないかという指摘はほかにもあります。Beijing iPhone Repairは「iPhone7本体のメインボードもしくはロジックボードに問題がある」とし、落下などの衝撃でSIMカードトレイの近くにあるオーディオチップをつなぐパッドが緩んでいるせいではないか、と指摘しているほか、Redditでもlongshotz777氏が「ソフトウェア問題ではない。(中略)これはハードウェア問題だ。落下によりロジックボードがダメージを受けた結果だろう」と投稿しています。

修理費用は300ドル超えに

しかしAppleはこの問題についてすでに無償修理を終了しているため、保証期間を過ぎている場合ユーザーは修理費用を支払わなければなりません。投稿によると米国内の場合、修理費用は300ドル(約33,800円)を超えるようです。

 
 
Source:MacRumors,Beijing iPhone Repair,Reddit
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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