まだ使われている！「123456」のパスワード〜5年連続で最悪パスワードに

2018年12月16日

パスワード管理アプリ開発のSplashDataが発表した「今年最悪のパスワード(Worst Passwords of the Year)」に輝いたのは「123456」でした。このパスワードがワースト首位となるのはこれで5年連続となります。

500万以上の流出パスワードを分析

SplashDataがインターネット上に流出した500万以上のパスワードを分析した結果、多くの人々は今も簡単に推測可能なパスワードを使い続けていることがわかりました。

「123456」や「password」が安定の1位、2位にランク入りした一方で、ドナルド・トランプ大統領由来の「donald」が、今年新たに23位に浮上しています。

約3％が「123456」を使用

SplashDataは毎年、ネット上に流出した数百万のパスワードを調査、コンピューターユーザーによってもっともよく使われているパスワードが何かを分析しています。パスワード流出の脅威が頻繁に報じられても、多くの人々は現在も弱い、簡単に推測できるパスワードを使い続けている、と同社は警告しています。

「123456」と「password」は5年連続で1位と2位、3位〜7位となったパスワードは簡単な数字の羅列です。

SplashDataは、約10％の人々がワースト25位にランク入りしているパスワードの少なくともどれか1つを使っており、約3％の人々が「123456」を使っていると見ています。

ランキング作成のもととなった500万以上の流出パスワードは主に北米および西欧諸国で使用されているものとのことです。そのため日本のユーザーによってよく使われている「最悪」パスワードとは、少々異なると思われます。