Apple Watchの心電図アプリが早速ユーザーの命を救う


     
    Appleが先週リリースしたwatchOS5.1.2からApple Watch Series 4でアメリカのユーザー限定ですが心電図アプリが使えるようになりました。このアプリが早速ユーザーの命を救ったとして話題になっています。

    多くのユーザーが試す

    9月のスペシャルイベントでApple Watch Series 4の目玉機能として発表された心電図アプリですが、実際に使えるようになったのは12月に入ってからでした。そのためアメリカでは利用可能となった時から多くのApple Watchユーザーが心電図アプリを試したと考えられます。
     
    Apple Watch Series 4 心電図
     
    殆どのユーザの心電図は「問題なし」だったと思われますが、一部には異常な波形を検出したユーザーもいたようです。アメリカの掲示板サイトに投稿したあるユーザーは心電図アプリが計測後に「FIB(心房細動)」との結果を出したと報告しています。Apple Watchの間違いの可能性も考慮し、何度も計測したのですが、やはり「FIB」と表示されたようです。

    「命を救った」医師が明言

    このユーザーは急いで病院に行き、Apple Watchが「FIB」の結果を示したことを受付で告げると、急患扱いで診察を受けることができ、病院の機器で再び心電図を測定しました。結果は「FIB」であり、医師はこのユーザーに「Apple Watchが命を救った」と告げました。
     
    Apple Watch Series 4 心電図(ECG) YouTube iDeviceHelp
     
    この後、このユーザーは心臓の専門医にかかったとのことで、Apple Watchの心電図アプリが重篤な疾患の発症前にその予兆を発見できたことになります。
     
    なおApple Watch Series 4の心電図機能は現時点ではアメリカだけでの機能です。おそらくアメリカで販売されたApple Watchでしか起動できず、日本のユーザーが使うことはできません。ある程度待てば日本でも心電図アプリが使える日が来るのかもしれませんが、それには法令上の問題を解決する必要があり、簡単なことではないと考えられています。
     
     
    Source:9to5Mac
    (KAZ)

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