Apple、世界エイズデーを前にHIV撲滅をめざす(RED)の取り組みを紹介

Appleは、12月1日の世界エイズデーを前に、「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)」を支援する(RED)の取り組みについて紹介しています。同社はこれまで11年間で2億ドル(約220億円)以上を寄付した、最大の支援企業です。
HIVと戦いながらHIV患者を支援するカウンセラーを紹介
12月1日の世界エイズデーを前にAppleは、自身がHIVに感染した経験を繰り返させないために、HIV患者を支えるHIVカウンセラーとして活躍するドッティ・ニャンボクさんのストーリーを紹介しています。
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、Twitterで以下のコメントを寄せています。
Appleは、(RED)と、エイズと戦うアフリカの医療関係者を支援していることを誇りに思います。検査や治療だけでなく、彼らの優しさと共感が、HIVの苦しみが拡大するのを防いでいるのです。
Apple is proud to support @RED and healthcare workers across Africa in the fight against AIDS. Beyond testing and treatment, their kindness and empathy are helping stop the spread and stigma of HIV. https://t.co/WacbNWFVWg
— Tim Cook (@tim_cook) 2018年11月29日
Appleは(RED)最大の支援企業、約220億円を寄付
Appleは、(PRODUCT)REDとして、真っ赤なボディカラーが特徴のiPhoneやケース、Apple Watch用バンドなどを販売しています。
これらの製品の売上の一部は、Appleから世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)に寄付され、HIV患者の支援に活用されます。
Appleは、11年間にわたって(RED)を支援しており、(RED)に集められた6億ドル(約660億円)の3分の1にあたる、2億ドル(約220億円)を寄付している最大支援企業です。
そして、Appleからの寄付額のうち、1億6,000万ドル(約182億円)以上は(PRODUCT)RED製品の売上から寄付されています。
iPhone XRは当初から(PRODUCT)REDを発売
Appleは2017年3月に、iPhone7/7 Plusに真っ赤なボディの(PRODUCT)REDモデルを追加し、2018年4月にはiPhone8/8 Plusの(PRODUCT)REDモデルを投入しています。
2018年10月に発売されたiPhone XRでは、発売当初から(PRODUCT)REDモデルがカラーバリエーションとして用意されています。
Appleは、iPhoneやiPad用の真っ赤なケースやApple Watch用バンド、Beatsブランドのヘッドホンやスピーカーでも、(PRODUCT)REDモデルを販売しています。
毎年、Apple Storeのロゴが赤く染まる世界エイズデー
毎年12月1日の世界エイズデーには、世界各地のApple Storeのロゴが1日だけ、赤く染まります。
また、アプリ内課金や有料アプリの売上が全額寄付されるキャンペーンも例年実施されており、キャンペーンに協賛したアプリは期間限定の真っ赤なロゴで配信されます。
Apple役員が今年も世界エイズデーを支援する取り組みを行うと明言していることから、アプリの売り上げを寄付するキャンペーンは今年も実施されるとみられます。「キャンディクラッシュ」などの人気ゲームアプリをお使いで課金を予定している方は、この期間に課金してみてはいかがでしょうか。
【追記 2018/12/1 23:50】今年は、アプリ内課金による売上の寄付はApp Storeで案内されておらず、実施されない模様です。
Source:Apple (1), (2) via 9to5Mac
(hato)