米企業、3,900ドルでiOSデバイスなどをロック解除するサービスを開始

    iPhone ロック

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    米DriveSaversが、iPhoneなどのiOSデバイスおよびAndroidデバイスをロック解除するサービスを開始しました。

    iPhoneやAndroidデバイスをロック解除

    iPhoneのパスコードを忘れた、あるいは何度も間違ったパスコードを入力してロックアウトされた、または亡くなった身内のiPhoneから写真などのデータを取り出したいといったケースに直面したことはないでしょうか。
     
    DriveSaversは、「新しい独自の技術を用いて」、パスコードで保護されたiPhoneをロック解除し、データを取り出すサービスを提供するとしています。同社のWebサイトによれば、このようなサービスはこれまで警察などの公的機関にのみ提供されており、一般消費者には利用できなかったとのことです。
     
    またサイトにはiPhoneだけでなく、SamsungやHuaweiなどのAndroidデバイス、WindowsおよびBlackBerryデバイスのロック解除も可能だと記されています。

    GrayKeyはiOS12以降使えないとの報道

    iPhoneのロック解除といえば、Grayshiftが提供するロック解除ツール「GrayKey」が、米司法省や連邦捜査局(FBI)などの米政府機関によって購入、使用されていたことが報じられています。しかし米メディアForbesはiOS12へのアップデートにより、このGrayKeyでのiPhoneロック解除ができなくなったと伝えていました。
     
    ところがDriveSaversのサイトには、「製造会社やモデル、OSを問わず、また6桁以上の複雑なパスコードに保護されたスマートフォンやタブレットでも、100%の成功率でロック解除、データリカバリ可能」と書かれています。
     
    ただしロック解除サービスが利用可能なのは一般消費者のみで、政府機関や法的機関の利用はできないとのことです。また利用できるのはロック解除が必要なデバイスの所有者、所有者が死亡している場合は家族のみで、ロック解除およびデータリカバリプロセスにおいて入手できる情報と、本人かどうかの身分証明の照合を行うとしています。

    料金は約3,900ドル

    なおMacRumorsが問い合わせたところ、DriveSaversはiPhoneをロック解除して所有者に戻すだけでなく、オプションで外部デバイスにデータをバックアップするサービスも提供しているとのことです。ただしロック解除に用いる技術についての説明は得られませんでした。
     
    気になるサービス料金については、約3,900ドル(約444,300円)とのことです。

     
     
    Source:DriveSavers,MacRumors
    Photo:Pixabay
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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