新型MacBook Airなど、ヘッドホンと内蔵スピーカーでの同時出力が可能

2018年モデルのMacBook Air、Mac mini、MacBook Pro、2017年12月に発売されたiMac Proといった、最近のMacでは、独立したサウンド出力が2系統搭載されており、同時に使用することが可能となっています。
ヘッドホン接続中も内蔵スピーカーから出力可能
先日発売された新型MacBook Airや新型Mac mini、7月に発売されたMacBook Pro、昨年末に発売されたiMac Proでは、ヘッドホン端子にヘッドホンや有線スピーカーを接続しても、同時に本体内蔵のスピーカーからサウンド出力ができる、と音楽ソフトウェア開発企業Rogue Amoebaのポール・カファシス氏がブログに記しています。
従来のMacでは、3.5mmヘッドホン端子にヘッドホンを接続すると、音楽やシステム警告音など、すべてのサウンドはヘッドホンから再生されます。
しかし、新しいMacではヘッドホンを接続した状態でも、「システム環境設定」の「サウンド」の「出力」メニューで内蔵スピーカーが選択可能になります。
iTunesとSpotifyを同時に鳴らすことも可能
この仕様変更についてカファシス氏は、Macにヘッドホンを接続して音楽を聴くユーザーにとって、「サウンドエフェクトの再生装置」を「内蔵スピーカー」に設定しておけば、エラー音で音楽が妨げられないメリットがある、と述べています。
同氏はこのほか、Rogue Amoebaのアプリ「Audio Hijack」を使えば、iTunesの音をヘッドホンで聴きながら、Spotifyの音を内蔵スピーカーで鳴らす、といった使い方もできると提案しています。
T2チップの効果か
上記のモデルは、いずれも高いセキュリティ性能を実現したT2チップを搭載しており、将来的にT2チップ搭載モデルは増えると考えられるため、今後は多くのモデルでサウンドの同時出力が可能になると見込まれます。
Source:Rogue Amoeba via Daring Fireball
(hato)