オーストリアのAppleサプライヤー、売上予測を下方修正


 
iPhone向けに光センサーをAppleに供給するオーストリアのAMS AGは、2018年第4四半期(10-12月)の売上予測を9,000万ドル(約102億円)下げていたことが明らかになりました。先日報じられたLumentum、ジャパンディスプレイの売上予測の下方修正に続く動きで、iPhoneの売上が予想よりも伸びていないのではないかと噂されています。

売上予測を下げたのはいずれもApple依存率の高いサプライヤー

「メジャーな顧客の需要に最近変化があった」と、AMSはコメントしています。同社は2018年第4四半期の売上予測を5億7,000万〜6億1,000万ドル(約647億〜692億円)から、4億8,000万〜5億2,000万ドル(約545億〜590億円)へと下げました。
 
先日、同じくAppleサプライヤーであるLumentumとジャパンディスプレイも売上予測を下方修正しており、Apple株価が4%下落し、今年の7月以来初めて200ドルを切りました。また、RFコンポーネントを供給するQorvoも売上予測を下げています。
 
Qorvoは36%、Lumentumは30%、ジャパンディスプレイは55%と、収益の多くをAppleに依存していることで知られています。

iPhoneの需要減が原因か

Appleサプライヤー戦略は、部品の価格や、サプライヤーの多様化などの理由で変わりやすいため、必ずしもサプライヤーの売上予測が下がったことで、iPhoneの売上台数が減ったということはできません。
 
しかしながら、スマートフォンが全世界的に売れなくなってきていることもあり、AppleはiPhoneの売上台数を伸ばすことに苦戦しており、最近の四半期は対前年同期比で1ケタ台の成長、もしくは均衡状態となっています。
 
 
Source:Bloomberg via AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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