Appleサプライヤーが売上予測を下げ、Apple株価が下落


 
Appleの株価は12日に4%下がり、195ドルほどに落ち着きました。株価が200ドルを切ったのは今年の7月以来のことです。

Lumentumとジャパンディスプレイが売上予測を下げる

iPhoneの部品を供給するLumentumは、4億500万〜4億3,000万ドル(約463億〜491億円)だった売上予測を、3億3,500万〜3億5,500万ドル(約382億〜405億円)へと下方修正しました。
 
Reutersによれば、この数字はiPhoneの生産台数が1,800万〜2,000万台減ったことを意味するとのことです。AppleがLumentumの部品在庫を抱えすぎたという線も考えられますが、いずれにせよiPhoneの売上の勢いが弱まっていることに違いはなさそうです。
 
ジャパンディスプレイも売上予測を下げたと伝えられていますが、Lumentum、ジャパンディスプレイの両社ともAppleが直接の原因であるとの明言を避けています。
 
Lumentumは、”3Dセンシングの半導体レーザーを購入している最も大きな企業の1つ”の需要減が原因と表現しています。AppleはLumentumの収益の約30%を占めているとみられています。
 
ジャパンディスプレイは、スマートフォンメーカーの需要が減少したと述べるに留まっています。

iPhone XRの不調が原因か

Apple製品関連の予測で知られるミンチー・クオ氏もiPhone XRの売上予想台数を30%下げるなど、iPhone XRの売上は予想以上に伸びていないとみられています。
 
Nikkei Asian Reviewによると、AppleはiPhone XRの増産をキャンセルしたとのことで、廉価なモデルを後で売り出すという新たな戦略は今のところあまり良く機能していないようです。
 
 
Source:Reuters via AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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