著名アナリスト、iPhone XRの売上予想台数を3割カット〜中国との貿易戦争を考慮


     
    Apple製品関連の予想で知られるミンチー・クオ氏は、iPhone XRの2019年の売上予想台数を、30%減の7,000万台へと下方修正しました。

    iPhone XR以上の機能を持つ廉価なモデルを待つ動き

    クオ氏がiPhone XRの売上予想台数を下げた理由として、米中間の貿易戦争が挙げられます。
     
    また中国では、iPhone XRと同様の機能を持つiPhoneがより廉価で販売されるのを待つ動きもあるようです。販売価格は同じで、ベゼル幅がより小さく、デュアルカメラのモデルが来年登場するのではないかとの期待があるとのことです。
     
    クオ氏の属するTF証券は、iPhone XRの2018年第4四半期(10-12月)の出荷予想台数を35%下げており、2019年第1四半期(1-3月)と第2四半期(4-6月)はそれぞれ30%減としています。

    旧モデルの売上が伸びる?

    クオ氏いわく、”より廉価な価格設定”により、旧iPhoneモデルの出荷が大きく伸びるとのことで、7,500万〜8,000万台の売上を予測しています。
     
    クオ氏のiPhone XRに関する予想が正しければ、2019年第1四半期のiPhoneの出荷台数は前年と比べて減少することになります。
     
    クオ氏は当初、iPhone XRの勢いはホリデーシーズンが終わっても続くと予測していましたが、Nikkei Asian ReviewのAppleがiPhone XRの増産をキャンセルしたとの報道を受けてか、消極的な予想へと変更した模様です。
     
     
    Source:AppleInsider
    (lexi)

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