ソフトバンク、12月19日に上場!調達額は国内過去最大規模に

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東京証券取引所は11月12日、ソフトバンクグループの通信事業子会社、ソフトバンク上場を承認しました。12月19日に上場し、国内で過去最大規模となる約2.6兆円を調達する見込みです。

投資事業の親会社との棲み分けを強調

ソフトバンクは、2018年1月に年内に上場する方針と報じられ、2月には上場に向けて準備中であることを正式に発表していました。
 
ソフトバンク・ビジョン・ファンド」などで投資事業を進めるソフトバンクグループの子会社であるソフトバンクは、これまで株式を上場していません。
 
ソフトバンクグループは11月12日の報道発表で、グローバルな投資事業を行うソフトバンクグループと、通信事業を担うソフトバンクの役割と価値を明確に分けることを目指している、と説明しています。
 
親会社のソフトバンクグループは、上場で得られる資金を投資事業に投入し、テクノロジー企業を中心とした投資事業を加速させるとみられます。

NTTを超える、国内過去最大規模の市場調達額

上場により、ソフトバンクの時価総額は約7兆円になり、市場からの資金調達額は最大で約2兆6,000億円になる、と日本経済新聞は報じています。
 
この調達額は、1987年にNTTが上場した際の約2.3兆円を上回り、国内では過去最大規模になります。
 
なお、市場調達額でこれまで世界最大だったのは、ソフトバンクグループも出資する中国のAlibabaグループで、2014年のニューヨーク証券取引所への上場で約2.7兆円(当時のレート)を調達しています。

 
 
Source:ソフトバンク, 日本経済新聞
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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