9月末時点での米国におけるiPhone普及台数が1億8,100万台に

iPhone XS iPhone XS Max iPhone XR

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米国におけるAppleのiPhoneの普及台数(インストールベース)が、9月29日時点で1億8,100万台に達し、前年同期比で14%増となった模様です。調査会社Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)が調査データを公開しました。

前年同期比で14%増、前期比で3%増

同社の推測によれば、2018年9月末(第3四半期末)時点での普及台数は、6月末(第2四半期末)時点での1億7,600万台から3%増、2017年9月末時点での1億5,900万台から14%増となっています。
 
前年同期である2017年第3四半期は、前四半期比で4%増、前年同期比で17%増でした。
 

サービスやその他製品を売り込む基盤に

CIRPの共同創業者兼パートナーであるジョシュ・ロウィツ氏は、米国におけるiPhoneのインストールベースは安定して伸びているものの、過去と比較すると伸び率はかなり低いとしつつも、Appleは成熟したスマートフォン市場において安定かつ相当規模のシェアを獲得している、とコメントしています。
 
また1億8,100万という実質的なiPhoneユーザー数は、Appleがサービスやその他の製品を売り込むための確実なプラットフォームとなっているとも述べています。
 
Appleが現地時間1日に発表した2018年度第4四半期(2018年7−9月)の業績発表によれば、Apple MusicやApp Storeなどが含まれるサービス部門の売上が99億8,100万ドルと100億ドル(約1兆1,400億円)目前に迫り、前年同期比で17%と2ケタ成長を記録、またApple WatchやAirPodsなどが含まれる「その他製品」部門の売上高は42億3,400万ドル(約4,800億円)で、前年同期比で31%もの伸びを達成しています。

1年以内に半数以上が新iPhoneへ買い替えと予想

CIRPの推測によると、iPhoneの普及台数の内訳は、最新モデル(iPhone XS/XS Max/XR)の合計が4,500万台で、全体の約25%を占めています。またiPhone6s/6s Plus以前の旧モデルの台数は7,500万台で、約41%にのぼります。
 
CIRPは今年のアップグレードサイクルについて、iPhone6/6 Plus発売時と同様の動きになると予想しており、1年以内に旧モデルのインストールベースの半数以上が新iPhoneへとアップグレードされると見ています。

 
 
Source:CIRP(PDF) via 9to5Mac
Photo:Apple
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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