AppleのFace IDの部品サプライヤーFinisar、32億ドルで買収へ


     
    Appleの顔認証Face IDシステムのレーザースキャナを製造するFinisarが、光学部品製造の米企業II-VI Incorporated32億ドル(約3,645億円)で買収されたことが明らかになりました。

    買収は現金と株式交換の組み合わせ

    II-VI Incorporatedは現地時間の9日、AppleサプライヤーのFinisarを買収すると発表しました。32億ドル規模の買収は、現金と株式交換で行われる見込みです。
     
    FinisarはAppleへのVCSEL(垂直共振器面発光レーザー)の供給で知られており、同社の技術はiPhone X、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRのTrueDepthカメラに使用されています。レーザーはユーザーの顔の深度マップを作るのに使われ、Face IDやアニ文字などの機能を可能にします。

    Appleが多くの投資を行ってきたFinisar

    Appleは、昨年5月に設立した米国内の製造企業支援のための10億ドル(約1,131億円)の基金から、Finisarに3億9千万ドル(約440億円)を投資しています。
     
    II-VI Incorporatedは、光学電子工学、光学部品の製造を主に行っているため、同社がFinisarを買収することにより相乗効果(シナジー)がもたらされるのではないかと期待されています。
     
     
    Source:II-VI Incorporated via AppleInsider
    (lexi)

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    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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