6万円のニセモノiPhone XS Maxはどんな品質か

 
かつてに比べれば少なくなったとはいえ、iPhoneのニセモノは依然として存在します。中国でニセモノのiPhone XS Maxを4,000元（約68,000円）で購入したというユーザーが画像を公開しています。

4,000元のニセモノにしては…

数年前のように過度な品薄となることもなくなったほか、中国国内メーカーの勢いが強いことから、以前ほどニセモノのスマートフォン（中国語で“山寨”）が世にあふれることもなくなりました。しかし、それでも未だにオンラインを中心に入手することは可能なようです。
 
今回、中国の消費者が購入したiPhone XS Maxのニセモノは、4,000元（約68,000円）。定価が9,599元（約157,400円）であることを思うと、かなりオトクにも感じますが、同じ価格で中古のiPhone8 Plusを購入できてしまいます。
 
背面は本物と同じくガラス製で見分けがつきません。
 

 
しかしディスプレイ側は、ノッチこそあるものの、明らかに下顎部分（筐体下部のベゼル）が分厚く、ひと目でニセモノだと分かってしまいます。ベゼルを狭くするにも技術力がいるようです。
 

 
また、iPhone XS Maxが採用している有機EL（OLED）ディスプレイと違って、ディスレイの解像度は低く、どことなくノイズも目立ちます。
 

 
設定を見ると、内蔵ストレージは256GB、OSはiOS12となっていますが、自由に書き換えられるので意味はありません。事実、型番の「G6TVL1E3***」を調べると、iPhone Xのものを使いまわして表示しているだけであることが判明しました。
 

 
iPhone XS Maxの発売前に入手できた「iPhone XS Plus」が、150ドル（約1万6,500円）でそれなりの品質だったことを考えると、残念ながらニセモノのiPhoneとしても相当レベルが低いモデルのようです。
 
 
Source：今日头条
(kihachi)