すぐには区別不能?お値段150ドル、iPhone Xs Plusのニセモノ
9月の発表が噂される6.5インチの有機EL(OLED)搭載iPhoneですが、発表前から中国で開発された巧妙なニセモノ(クローンモデル)が登場しています。完成度の高さには、紹介者も驚くほどです。
外観は本物そっくり!?
6.5インチOLEDディスプレイを採用するiPhone Xs Plus(iPhone X Plus、iPhone XI Plusとも)のクローンモデルを入手したのは、Apple製品に関する数々の耐久実験動画で知られるYouTuber、EverythingAppleProです。
彼によると、今回入手したニセモノのiPhone Xs Plusは、わずか150ドル(約1万6,500円)ほどだったとのことですが、その完成度は折り紙付きです。
筐体のシャーシも本物同様にガラスで覆われており、紹介しているEverythingAppleProは、外観について「(本物のiPhoneと)区別がつかない」と舌を巻きます。
OSは純正iOSではないものの、Androidベースで精巧に作成されており、コントロールセンターの呼び出しや、3D Touch(本物と違って「押し込む」ことでTaptic Engineが動作するのではなく、単なる「長押し」ですが)も可能です。
若干動作がスムーズさに欠ける気もしますが、すぐにはニセのiOSだとは分かりません。設定画面から端末情報を見ると、しっかりとiOS11.2と記載されています。
なんと言っても驚くのは、ワイヤレス充電機能まで搭載されていることでしょう。実際にパッドに載せると、充電が始まる様子が確認できます。
残念ながら、デュアルSIMスロットは、実際にはmicroSDスロットでした。Appleは中国ユーザー向けに、デュアルSIM機能のついたiPhoneを提供すると噂されています。
カメラのクオリティは酷かった
ここまで、ニセモノながら極めて精巧さの際立つクローンモデルですが、唯一カメラに関しては酷いクオリティと言わざるを得ません。
光学手ぶれ補正機能(OIS:Optical Image Stabilizer)もなければ、画質も酷く、フロントカメラ、インカメラともども実用には到底耐えることが出来なさそうです。とはいえ、150ドルということを思えば、話のネタにはなるといったところでしょうか。
Source:YouTube-EverythingApplePro
(kihachi)