Apple Watch S4の転倒検出機能、男性の転倒に反応

    転倒検出


     
    Apple Watch Series 4が搭載する転倒検出機能が、急な痛みに襲われたスウェーデン人男性の転倒を正しく検出していたことがわかりました。

    激しい痛みで転倒。転倒検出機能が反応

    スウェーデンメディアAftonbladetによると、グスタボ・ロドリゲスさん(34)はコンロで料理をしている最中に、突然背中に違和感を感じ、次の瞬間激しい痛みに襲われました。ロドリゲスさんによれば「背中をナイフで刺されたような」痛みだったとのことです。
     
    あまりの痛みに床に倒れ込み、目の前が真っ暗になったとき、手首のApple Watch Series 4が反応、「112(スウェーデンの緊急番号)に電話をかけますか?」とのメッセージが表示されました。転倒検出機能がロドリゲスさんの転倒、そして動けないままでいることを感知したのです。

    Apple Watchで助けを呼ぶ

    ロドリゲスさんはどうにか居間まで這っていきましたが、台所のコンロは火がついたままです。しかも携帯も床に落としてしまっていました。
     
    幸いロドリゲスさんはApple Watchから電話をかけることができたため、近所に住む義母に助けを求め、コンロの火を消してもらいました。その後救急車が到着、病院へ運ばれたとのことです。

    Apple Watchで命拾い

    今回ロドリゲスさんは、転倒検出機能を使って救急車を呼んだわけではないようですが、Apple Watchを腕にはめていたおかげで命拾いしたのは確かです。ロドリゲスさんはApple Watchを使い始めてからまだ日が浅く、当初は「大した役には立たないだろう」と思っていたそうです。
     
    しかし今回の一件で考え方が180度変わった、とロドリゲスさんはいいます。もしもApple Watchをはめていなかったら、家が火事になり、娘が巻き添えになっていたかも知れない、と語っています。
     
    今回の場合、万一ロドリゲスさんが意識を失っていたとすれば、Apple Watch Series 4は自動的に救急車を呼んでいたでしょう。
     
    なお転倒検出機能はユーザーが65歳以下の場合、デフォルトではオフ設定になっているため、利用したい場合は手動でオンにする必要があります。
     
    またすべてのApple Watchは、サイドボタンを数秒間長押しすると「緊急SOS」のボタンが表示され、緊急サービスを要請することができます。ただしLTE通信機能を持たないモデルの場合は、近くにiPhoneがある必要があります。

     
     
    Source:Aftonbladet(Google翻訳) via 9to5Mac
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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