Samsung、iPhone Xを公共の場で使った自社のブランド大使を提訴

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Samsungが、自社のブランド大使がテレビのインタビューでiPhone Xを使っていたのは契約違反であるとして、1億800万ルーブル(約1億8,500万円)という巨額の賠償金を求める裁判を起こしました。

過去にもあった!iPhoneで他社ブランドを宣伝

これまでにもAndroidブランドを宣伝する立場にあるセレブが、実はiPhoneを使っていたという事実は何度も露呈しています。
 
今年春には映画「ワンダーウーマン」の主演女優で、Huaweiのブランド大使(アンバサダー)であるガル・ガドットが、Huawei Mate 10の宣伝動画をiPhoneからツイートしていたことがバレて話題となったほか、2015年にはボクサーのマニー・パッキャオが、スポンサーだったSamsungを宣伝するつもりがiPhoneから画像をアップしていたことが明らかになっています。

紙で隠していたがバレバレ

しかし今回Samsungは、リアリティTVショーのホストかつ政治家であり、Samsung Russiaの広告塔を務めるクセニヤ・サプチャーク氏が、テレビインタビューの最中にiPhone Xを使っている様子が公共の電波で流れたのが腹に据えかねたようです。サプチャーク氏はSamsungとの契約で、公共の場では同社のスマートフォンを使うことが義務付けられていました。
 
サプチャーク氏はインタビューの最中、iPhone Xを紙で隠そうとしていましたが、多くの視聴者がその事実に気づき、またたく間にソーシャルメディアで広まりました。

公の場で繰り返しiPhoneを使用

英メディアMirrorは、サプチャーク氏はこれまでにもテレビ番組の出演中やモスクワで開催されたイベントなどで、iPhoneを使っている様子が何度も目撃されており、今回の件が初めてではないと報じています。賠償金が約1億8,500万円と巨額なものになった背景には、こうした理由があると思われます。
 
サプチャーク氏は今年初めに、ロシアの大統領選でプーチン大統領の対抗馬として出馬して話題となりました。その華やかな外見と派手な言動から、以前は「ロシアのパリス・ヒルトン」と呼ばれていたこともあるほどです。父親のアナトリー・サプチャーク氏はプーチン大統領の師であり、同大統領の政界転身へのきっかけを作った人物といわれています。

 
 
Source:Mirror via 9to5Mac
Photo:CEN
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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