Motorola、初のスマホセルフ修理キットを発売

Motorola 修理キット

Motorola 修理キット
 
Motorolaがさまざまな電子機器の分解レポートで知られるiFixitと提携し、ユーザーが自分でスマホを修理するためのキットを発売しました。

バッテリーやスクリーンを自分で交換できるキット

Appleなどの大手スマートフォンメーカーが現在も「Right to Repair(修理する権利)」に反対し続ける一方で、米MotorolaiFixitと提携、同社のスマートフォンMoto X/Z/G4/G5、Droid Turbo 2の修理用パーツとツールを含んだセルフ修理キットを発売しました。
 
キットは各モデルのバッテリー、およびLCDスクリーンとデジタイザー交換用があり、それぞれに必要なパーツとツールがセットになっています。価格はバッテリー交換キットが39.99ドル(約4,500円)、スクリーン交換キットは74.99ドル(約8,400円)〜です。iFixitのサイトで購入することができます。
 
Motorola 修理キット

「修理する権利」を主張

iFixitはブログにおいて、次のように記しています。
 

我々のような修理業者にとって、今回の提携は「修理する権利」を支援する大きな動きを表すものだ。OEM企業と独立修理業者が共存できるという証明でもある。大手企業が社会的責任を持つことや、技術的革新と持続可能性は、排他的である必要はないだろう。Motorolaは将来を見据えるという、業界を牽引する例を示そうとしている。半年先の次の四半期の利益だけではなく、デバイスがゴミの山に廃棄される数十年先を見ているのだ。
(中略)
Motorolaは、大手メーカーが修理に対し、もっとオープンになるべきという模範を示している。

 
 
Source:iFixit via Motherboard
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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