期待高まるiPhone XR、一部サプライヤーからは慎重な見方も

    iPhone XR

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    19日より予約開始、26日に発売となるiPhone XRは、今年登場した新iPhoneのなかで最も売れるとする見方が多勢を占めています。しかし、中には慎重な態度を示すサプライヤーもいるようです。

    iPhone XS/XS Maxで警戒ムード?

    iPhone XRは、Apple製品の正確な予測で知られる著名アナリストのミンチー・クオ氏が「中国市場でヒットする」「iPhone8の売上を超える」と述べているほか、調査会社も新iPhoneの2018年出荷台数のうち半数以上を占めると予想しています。
     
    また、そうした強気の観測を裏付けるように、iPhone XS/XS Maxに対する買い控えも指摘されています。
     
    しかし、サプライヤー事情に詳しいニュースサイトDigitimesによると、台湾サプライヤーの間ではiPhone XRが需要喚起に失敗した場合のリスクが懸念されているそうです。
     
    同サイトは関係者の話として、チップを担当するTSMCの2018年第4四半期(10~12月)の収益が予想より低くなる可能性や、カメラ部品を担当するLarganの10~11月の業績見通しが明るいものではないことなどを挙げ、業界が“iPhone XR頼み”となっている点や米中貿易摩擦の潜在的リスクを指摘しています。

    iPhone XRの数字が出てくるのはこれから

    もちろん、iPhone XRの予約が始まってもいない段階で、iPhone XRの予測を立てるのは難しいでしょう。
     
    ニュースサイト9to5Macも「この時期のLarganの見通しはiPhone XRというよりも、iPhone XSを始めとするその他のモデルに基づくものだ」とし、悲観的な予測に対する勇み足を指摘しています。
     
    ただし、サプライヤーが総じて強気な見通しを立てているわけではないことは知っておいて損はないはずです。
     
     
    Source:Digitimes,9to5Mac
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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