Appleのティム・クックCEO、中国ツアーで北京の高校を訪問


     
    Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は現地時間の10日、iPadとApple Pencilを学習カリキュラムに組み込んだ北京の高校を訪れました。一部の報道では、中国でのApple製品の販売を促す目的があったといわれています。

    クックCEOは学生や教員を称賛

    クックCEOが訪れたのは北大附中朝阳未来学校です。「学生、教員、スタッフのの才能と熱意に刺激を受けた」と中国圏で最大規模のソーシャルメディアweibo(微博)で中国語、英語の両方で投稿しました。
     
    クックCEOは、同高等学校は中国で最初の「Everyone Can Create(誰もが作ることができる)」カリキュラムを導入した教育機関であると称賛しました。今年3月の教育に焦点を当てたイベントで発表された新教育プログラムは、iPadを使って多岐にわたる科目で創造的な学習を促すというものです。

    上海の現代美術館も視察

    クックCEOは上海当代芸術館(MOCA Shanghai)で開催されているスー・イーリャン氏のiPhoneで作られた作品を集めた展覧会の視察も行いました。
     
    「感動的な拡張現実(AR)の使い方で、どのアート作品でも見たことがない」とweiboで投稿しました。
     

    個人で行う販売促進行為との批判も

    米The Washington Postは、クックCEOの今回の中国訪問に関して、「個人で行うApple製品の魅力攻勢である」と批判しました。アメリカとの貿易摩擦から生じるネガティブなイメージを払拭しようと試みたのでしょうか。
     
    上海市委員会の書記を務めるリー・チャン氏は、クックCEOの訪問について「Appleが上海とアメリカとの交換と協力のより大きな橋渡しになることを期待している」とコメントしています。
     
     
    Source:weibo via AppleInsider
    (lexi)

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