iPhone XRのバッテリー駆動時間がiPhoneシリーズ史上最長である理由

    iPhone XR Apple

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    iPhone XRバッテリー駆動時間は、大型モデルiPhone XS Maxよりも長く、歴代iPhoneの中でも最長となっています。その理由を海外メディアiDropNewsが解説しています。

    史上最長のバッテリー駆動時間のiPhone XR

    iPhone XRバッテリー駆動時間についてAppleは、連続通話で最大25時間、インターネット利用で最大15時間など、iPhoneシリーズ史上最長であることを明かしています。
     
    iPhone XR/XS/XS Max バッテリー 比較
     
    中国の政府機関に登録された情報によると、iPhone XRのバッテリー容量は2,942mAhです。それでも、3,174mAhのバッテリーを搭載するiPhone XS Maxよりも長時間の利用が可能となっています。
     
    また、iPhone XRに搭載される液晶ディスプレイよりも、iPhone XS/XS Maxに搭載される有機EL(OLED)の方が、バックライトが不要で、「黒」の表示に電力を消費しないため省電力性で有利と言われています。
     
    それでも、iPhone XRの方がバッテリー駆動時間が長いのは、なぜでしょうか?

    バッテリー駆動時間の違い、原因は解像度

    バッテリー駆動時間の違いは、ディスプレイ解像度の違いによるものだろう、とiDropNewsは指摘しています。
     
    iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRのディスプレイ解像度とピクセル密度は以下のとおりです。
     

    モデル 解像度 ピクセル密度
    iPhone XS 2,436 x 1,125ピクセル 458ppi
    iPhone XS Max 2,688 x 1,242ピクセル 458ppi
    iPhone XR 1,792 x 828ピクセル 326ppi

    画質とバッテリー持続時間の兼ね合い

    iPhone XRのピクセル密度は、iPhone XS/XS Maxと比べると低い、326ppiとなっています。これは、iPhone8やiPhone7と同じ数値です。
     
    ピクセル密度が326ppiだと、YouTubeなどで1,080p画質の動画を再生することはできませんが、消費電力を抑えられるメリットがあります。
     
    なお、iPhone XRのバッテリー容量は、iPhone8(1,821mAh)と比べて6割以上も拡大しています。

    画質が気になる方は実機を見比べても良いかも

    iPhone XRのピクセル密度が低いことが気になる、という方もいると思いますが、326ppiはiPhone6、iPhone7、iPhone 8と同じであり、これらのモデルから買い替える方は、ピクセル密度は気にならないと考えられます。
     
    なお、人間の目は300ppi以上になると画質の違いを見分けることが難しくなるという調査結果もあり、実はあまり気にしなくても良いのかもしれません。
     
    iPhone XRの購入を検討していて、ディスプレイの画質が気になる方は、店頭で実機を見比べてみることをお勧めします。
     
    iPhone XRは、10月19日に予約受付が開始され、26日に発売されます。

     
     
    Source:iDropNews
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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