iPhone XSシリーズ、消費者の間で昨年iPhone Xよりも高い購入意欲
新iPhoneに対する消費者の関心の高さは、実際に数値として表れています。iPhoneを購入したいとする消費者の割合は、昨年の20%から26%へと増加しました。
需要増を好感で目標株価を引き上げ
RBC Capital Marketsでアナリストを務めるアミット・ダリャナニ氏は、昨年のモデルよりもiPhoneの需要が消費者の間で旺盛なことを受け、Appleの目標株価を240ドルから250ドルへと引き上げました(執筆時点では220.42ドル)。
iPhone Xが登場した際、新たにiPhoneへと買い替える意欲を示した消費者は、5,000人以上の調査対象者のうち20%でしたが、iPhone XS/XS Maxでは26%へと増加しています。また、68%が容量の大きいモデルを望んでおり、こちらもiPhone Xの57%から割合が増えています。なお、最も人気のモデルはiPhone XS Maxだったのことです。
このことからダリャナニ氏は「iPhone XS/XS Max/XRの需要は堅調で、平均販売価格や売上総利益(売上高から売上原価を差し引いたもの)は良化するだろう」と指摘、第3四半期(7~9月)の収益見通しについても、従来の611億ドル(約6兆7,210億円)から622億ドル(約6兆8,420億円)へと上方修正しています。
iPhone XS Maxの大容量モデルは品不足に?
今回のダリャナニ氏のレポートは、著名アナリストであるミンチー・クオ氏が以前に「iPhone XS Maxの人気が予想以上だ」と示した内容とも一致します。
クオ氏は、iPhone XS Maxの512GBモデルが深刻な品不足に陥っていることを指摘、iPhone XSの3~4倍もの需要があると述べています。発売前から高い人気が噂されているiPhone XRの品薄と合わせ、これから年末にかけて新iPhoneの在庫枯渇状態が続くのでしょうか。
Source:CNBC
(kihachi)