【iOS12】Siriの日英翻訳機能がどこまで翻訳できるか、限界まで試してみた


iOS12から、Siriの翻訳機能に翻訳可能な言語が追加されました。日本語から英語への翻訳もそのうちの1つで、Siriに「◯◯を英語にして」や「◯◯を訳して」と話しかけることで、日本語を英語に翻訳してくれます。
この翻訳機能を使って、Siriがどこまで日本語を英語に翻訳できるのか実験してみました。
単語を英語に翻訳する
まずは、簡単な単語を英語に翻訳してもらいました。
単語
余裕ですね!どちらかというと「いちご」が「一号」と認識されてしまうので、苺と認識してもらう方に苦労しました。
カタカナの言葉
こちらも余裕です。ちなみに、翻訳文の右側の三角ボタンを押すと、再度英語を読み上げてくれます。
和製英語
「コンセント」は日本でしか通じない言い方なのですが、きちんと海外でも通じる、正しい英語に直してくれました。
日本由来のもの
お寿司やカラオケなど、日本語が英語になった単語も、「Sushi」「Karaoke」と翻訳してくれます。
専門用語
法律関連の用語から。正確には「Less Restrictive Alternatives」ですが、かなり近いです。
ちなみに選び得るを、選びうるにすると、翻訳がかわります。
専門用語をわかっているのか、わかっていないのかは微妙なところですね。
固有名詞
さすがポケモンです。
NARUTOを試そうとしたら、「なると」になってしまったので、編集をしようとしたところ
NARUTO-ナルト-が選択肢にあり、
そしてNARUTOに!すごい!
英文を翻訳してもらった
次は、文章やセリフを翻訳してもらいました。
あいさつ
余裕です!
よくある例文
英語の教科書に出てきそうな例文は、そのまんま翻訳されました。
思いつきの文章
適当に思いついた文章も翻訳してくれましたが、「パンダ」はどこかへいってしまったようです。
iPhone Maniaのキャッチコピー
これです。このロゴの下の部分の「iPhone関連の最新ニュースや便利に使い倒す方法などをお届け中」のところです。
「iPhone」がどこかへいきました。多分それが1番大事なことですよ、Siriさん!
道案内
道に迷った外国の方に、道を尋ねられたときも、Siriがいれば安心ですね!
名台詞
こういった口語調の言葉もきちんと翻訳できるのはすごいです。調べたところ、海外版のコミックスの表現と同じではないので、普通に意味を推察して翻訳してくれたようです。
ことわざ
地固まるの部分がスルーされています。
確かに一石二鳥ですが、これでは、ことわざとしての意味は通じないですね。ただ鳥が2匹と石が1つあるだけです。
寿限無
おそらく英訳が存在しないものを要求したら、さすがに無理でした!
翻訳してもらった結論
だいたいなんでも翻訳してくれる印象でしたが、複雑な文章になるほど難易度はあがるようですね。さすがに寿限無など「意味がわからないよ!」というようなものはお手上げという結果でした。
また、日本のことわざを海外のことわざにすっと翻訳する、というようなカッコイイ機能はないようです。専門用語もちょっと怪しいですね。
とはいえ、道案内をする際や、海外旅行に行った際など、Siriに通訳を頼むことはできそうです!ちょっとした単語を英訳したいときにも便利ですね。
なお、英語からの翻訳は、iPhoneの言語設定を英語にすることで可能になります。