HomePodの普及率 Appleユーザーの2% 販売拡大には低価格化必須か

Apple-HomePod-Pair-iPhoneX-09122018

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iOS 12の登場に合わせ、AppleはHomePodのファームウェア更新も実施しています。この更新でHomePodから電話の発信、受信が可能になるなど発売当初に比べてHomePodは便利になりつつあります。しかしHomePodの販売の勢いは依然として弱く、Appleユーザーの2%にしか売れていないとの調査結果が出ています。

市場シェア6% Appleユーザーの2%

CIRPの調査によるとHomePodのアメリカ市場でのシェアは6%に過ぎず、ライバルであるAmazon EchoやGoogle Homeなどに遠く及ばない数字しか残せていません。またAppleユーザーでHomePodを所有しているのは僅か2%にとどまっているとも調査で判明しています。AppleユーザーでもHomePodの購入には積極的になれていないことが数字からわかります。
 
Apple HomePod
 
この状況を打開するには低価格なHomePodが不可欠だとCIRPのアナリストは分析しています。iOS12と同時に実施されたHomePodのファームウェアの更新ではようやく他社のスピーカーにある機能を取り入れたに過ぎません。そのため同アナリストは、Appleは他社のスマートスピーカーの存在を無視した価格設定を続けるのは難しいと予想しています。

販売地域はゆっくり拡大中

HomePodの問題点は価格や機能だけではありません。現在、HomePodが購入できるのはアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ドイツ、フランスのみです。10月26日からはメキシコとスペインで販売が始まりますが、それでも日本を含む多くの国で購入できない状態が続いています。販売国の少なさもHomePodの普及の足かせになっている可能性はあります。
 
HomePod
 
全世界で販売できるようになれば製造コストは低下し、HomePodの販売価格も引き下げられるかもしれません。ただ日本ではHomePodは2月に総務省の技術適合認定を受けているものの、依然として発売に関する情報がありません。年末商戦に間に合えば一定数の販売数が見込めそうですが、それがずれ込むようだと日本国内でもさらにAmazon EchoやGoogle Homeとの差は広がってしまうでしょう。
 
 
Source:9to5Mac
Photo:Apple
(KAZ)

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