Galaxy Note9が突然発火、被害女性がSamsungを提訴

    samsung galaxy note9

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    Samsungが8月下旬に発売したGalaxy Note9で発火事故が発生し、被害に遭った女性からSamsungが訴えられていたことが分かりました。同社のNoteシリーズは2年前、設計の問題で発火事故が相次いだことで大規模リコール事件に発展しています。

    エレベーターに立ち込める煙

    9月3日深夜、ダイアン・チュンさんはエレベーターに乗っている最中、買ったばかりのGalaxy Note9が異常な熱を持っていることに気づきました。不安になった彼女が、ハンドバッグにNote9をしまった時です。バッグの中からけたたましい音が鳴り響いたかと思うと、煙がもうもうと上がり出しました。
     
    ひどいパニックに陥ったチュンさんはバッグからNote9を取り出し、エレベーターのボタンを押して逃げ出そうとしますが、煙がひどく目視すら難しいという有様。さらに取り出した際、手に火傷まで負ってしまいました。
     
    幸いにも、通りがかった人物が服ごしに掴んで水に沈めてくれたことで煙は収まりましたが、端末に入れていたクライアントの情報はもちろん、バッグの中身もめちゃくちゃ。「トラウマを受けた」としてチュンさんはSamsungを提訴、損害賠償とNote9の販売禁止命令を求めています。

    CEOも安全性をアピールしていたが

    Samsungは2年前、バッテリーの設計ミスが原因でGalaxy Note7が世界中で発火、最終的に250万台を自主回収するというリコール事件を起こしています。
     
    それだけに消費者の警戒心も強く、Note9の発売前にも同社のモバイル部門を統括するDJ・コー最高経営責任者(CEO)「Galaxy Note9のバッテリーはこれまでで最も安全だ」「ユーザーはこれ以上バッテリーのことを心配する必要はない」などと事前に説明していました。
     
    スマートフォンに用いられるリチウムイオンバッテリーは強い圧力を受けると異常発熱を起こすという欠点を持っているため、今回の事件をもってNote9に欠陥があると断定することはできません。Samsungも「Note9に関して、同様の事象についてのレポートは受け取っていない」と述べています。
     
    しかし、こうした事件がひとつ発生するだけで、その端末に対するイメージが消費者の中で大きく変わってしまうのも事実でしょう。
     
     
    Source:NEW YORK POST
    (kihachi)

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    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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