トランプ大統領の一言でAppleサプライヤーの株価が軒並み下落

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トランプ米大統領は、Appleから送られてきた製造コスト、販売価格の上昇を懸念する書簡への返答として、自身のTwitterアカウントからツイートで「米国でApple製品を製造すれば関税はゼロになる」と返信しましたが、結果として中国本土と台湾のAppleサイプライヤーの株価が大きく下がったと報じられています。

米国の関税政策とAppleの訴え

米国の対中制裁の一環として2,000億ドル(約22兆円)規模の関税を課すというトランプ米大統領の政策に対して、Appleは書簡を送付し、自社製品の製造コストおよび販売価格の上昇への懸念を訴えたとの報道があったのは数日前のことです。
 
Apple製品のみならず、研究開発施設やデータセンターなど様々な業務に支障をきたす、とAppleは主張しました。
 
その書簡に対する返答として、トランプ大統領はTwitterで、関税をゼロにする方法は米国内で製品を製造することだ、とツイートしました。

中国サプライヤーの株価が下落

トランプ大統領の発言を受け、中国ベースのAppleサプライヤーの株価は大きく下がりました
 
中国のLuxshare Precision、Shenzhen Sunway Communication、Suzhou Dongshan Precision Manufacturingの株価は10%近く下落しました。ワイヤレスイヤホンAirPodsや、iPhoneのアンテナ、ケースなどを製造する企業です。
 
台湾では、カメラレンズ製造のLargan Precisionの株価が8%近く下がりました。Foxconnの株価は3.4%、Pegatronの株価は4%近く下落しました。
 
「人々は若干パニックに陥っている。Appleが最新モデルをリリースした後、市場がどのように反応するかに注目している」と、JihSun Securities Investment Consultingのアナリスト、ケビン・チャン氏はコメントしています。
 
 
Source:RT
Photo:Kārlis Dambrāns/Flickr
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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