北海道地震の被災地支援、携帯キャリア各社がデータ量超過時の制限緩和

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平成30年北海道胆振東部地震を受けて、大手キャリア各社は被災地を対象にデータ通信量による速度制限解除などの支援策を開始しています。各社によって条件や利用方法が異なるので注意が必要です。

「災害用伝言板」、Wi-Fiスポットも提供中

9月6日に発生した平成30年北海道胆振東部地震の直後に、携帯電話キャリア各社は安否確認のための「災害用伝言板」「災害用音声お届けサービス」の提供を開始しています。
 
また、各社のWi-Fiスポットが「00000JAPAN」として無料公開され、契約者以外も無料で利用可能となっています。
 
9月6日から7日にかけて、携帯大手キャリア各社はデータ通信量が契約プランの上限に達しても通常と同等に利用できるよう、被災地の支援を開始しています。
 

ソフトバンク、Y!mobile:データ追加料金を無償化

契約プランのデータ通信量が上限に達し、速度制限を解除するためにデータ通信量を追加購入した場合、その料金が無料となります。
 
対象となる期間は、2018年9月6日を含む請求月の末日までです。例えば、請求締め日が20日なら9月20日、月末なら9月30日、10日なら10月10日までです。請求締め日は「My SoftBank」から確認可能です。
 
今回の地震により災害救助法が適用された地域に、「契約者住所」または「請求書送付先住所」がある、ソフトバンク及びY!mobileを利用している個人契約者には、自動で適用されます。
 
なお、通信速度を解除するためのデータ通信量は、ユーザーが追加購入する必要があります
 

NTTドコモ:9月30日までデータ量超過時の速度制限を解除

9月30日までの期間、契約プランのデータ量を超えた場合の速度制限が解除されます。シェアパックの契約者は、代表回線と親回線の両方が対象となります。
 
適用条件は、今回の地震により災害救助法が適用された地域に、「契約者住所」または「請求書送付先住所」がある個人と法人の契約者で、自動で適用されます。
 

au:9月30日までデータ量超過時の速度制限解除

auもNTTドコモと同様、9月30日までの期間、契約プランで利用可能なデータ容量を超過した場合でも、速度制限なしでデータ通信が利用可能です。
 
対象は、北海道に「契約者住所」または「請求書送付先住所」がある契約者です。
 
データ通信量に応じた料金が適用される「auピタットプラン」契約者の場合、データ使用量による料金増加が請求の対象外となります。
 
auは9月6日に、6日と7日の2日間、データチャージ5GBまでを請求対象外とすると発表しましたが、5GBを超過したデータ通信も請求の対象外となります。

各社が支援措置を実施中

携帯大手キャリアは、データ通信量による速度制限解除のほか、被災地への支援措置を実施しています。
 
具体的には、故障した携帯電話の修理代金の減額、破損・故障した携帯電話を買い換える場合の割引、支払い期限の延長、手数料の減免などの措置が取られています。
 
最新の支援内容は、各社のWebサイトをご確認ください。
 

 
 
Source:ソフトバンク, NTTドコモ, KDDI
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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