靴の寿命を教えてくれる技術をAppleが開発か~特許より判明
靴が履けなくなるタイミングをユーザーに知らせる技術に関する特許を、Appleが新たに米国特許商標庁(USPTO)に申請しました。
個々のアクティビティを評価して数値化
靴底がすり減ってしまったり、あるいは穴が空いてしまったり、靴を新しいものに買い換えるタイミングは、消費者によって様々でしょう。
しかし、もし「的確な時期」があるとしたらどうでしょうか。
Appleが新たに申請した「靴の摩耗センサー、ボディーバーセンサーシステム、ユニットレスアクティビティの評価とそれに関連したメソッド」という謎めいた特許には、靴に埋め込まれたセンサーやチップでユーザーのアクティビティデータを分析し、ユーザーに知らせる仕組みが記載されています。
ユーザーのアクティビティデータを定期的にチップが集計したうえで評価し、はじき出された数値をカウントしていきます。数値が規定の上限に達すると、ディスプレイに通知やアラートが表示され、ユーザーは靴が寿命に達したのを知ることができます。
履けそうでも実は危険
Appleによれば、この技術の目的は靴が履けなくなる時期を知らせることよりも、摩耗を的確に通知することで、ユーザーの身体をサポートすることにあるようです。
したがって、ユーザーには靴が履けるように見えても、チップが寿命だと判断すれば、自分の身体のためにも靴を新しいものに変更したほうがいい、というわけです。
NikeやApple Watchに関連して登場?
仮にこの技術が実現するとして、具体的にどのような製品として登場するのかは不明ですが、Nikeとのコラボレーションや、Apple Watchと連携する形で登場するというパターンは想定できるしょう。
スティーブ・ジョブズ氏がAppleに復帰する以前、同社の業績が低迷していた頃に発売された幻の「Appleシューズ」が、21世紀のテクノロジーと合体し、思わぬ形で復活するかも知れません。
Source:AppleWorld.Today
(kihachi)