「最もクリエイティブな企業」でAppleがまさかの11位~不公平との指摘も

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    産業機器を取り扱うKempler Industriesが公開した「最もクリエイティブな企業ランキング」で、Samsungが2位だったのに対し、Appleが11位に甘んじたことが波紋を呼んでいます。

    Appleが11位となったわけは

    Kemplerによる「最もクリエイティブな企業ランキング」において、見事1位に輝いたのはIBMです。以下、Samsung(2位と10位にダブルランクイン)、キヤノン、Intel、LGとテクノロジー企業の名が並びますが、Appleは11位となっています。
     
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    しかしこのランキングは、単純に2017年に取得した特許の数で決定されたとあって、メディアの間では「不公平ではないか」として問題となっています。

    クリエイティブの定義がおかしいとの声も

    例えば、ニュースサイトApple Insiderは「企業のイノベーションや創造性を測るのに、取得した特許の数を用いるのはまるで意味がない」とし、すべての特許が同じ価値やインパクトを持っているわけではないと批判しています。
     
    またCult of Macも、Samsungが他の企業に先駆けて「折りたためるスマートフォン」をリリースするからといって、彼らがクリエイティブだと判断するのは早計であり、「製品の品質向上につながらない機能の追加は、クリエイティブとは言えない」と指摘しています。
     
    確かに、SamsungはAppleよりも早く顔認証をスマートフォンに実装しましたが、2Dカメラでユーザーの顔を解析するために、写真でロック解除できてしまうことが明らかとなり、Samsung自身も「安全性で指紋認証や虹彩認証に劣る」と認めたという経緯があります。
     
    なお、2018年1月に米国で行われた「最も革新的な企業」のアンケート調査では、AppleはSamsungを抑えて1位に輝いています。
     
     
    Source:AppleInsider,Cult of Mac
    (kihachi)

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