Amazon、Appleに次いで時価総額1兆ドルに
米ワシントン州シアトルを本拠地とするECサイト、Webサービス会社であるAmazonの株式時価総額が1兆ドル(約111兆円)に到達しました。米国の上場企業としては、Appleに次いでの達成となります。
米国2番目の$1,000,000,000,000企業に
Amazonの株式時価総額は現地時間の4日、1兆ドルの大台を超えました。1兆ドルを数字で表記すると、「$1,000,000,000,000」となります。
Amazonの創業者で、最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス氏の資産額は、Microsoftの共同創業者のビル・ゲイツ氏と、Apple株を多く保有することで知られる有名投資家ウォーレン・バフェット氏のものを合わせた額と並ぶほどです。
Appleとは大きく異なる業務形態
Appleは、多くの人々がお金を使いたいと思えるようなデバイスを生み出すことで収益を得ていますが、Amazonの業務形態はそれとは大きく異なります。
米国内のeコマースにおける売上の1ドルにつき49セントがAmazonの売上となっています。また550,000人の従業員を抱えており、年間収益は1,780億ドル(19兆8,500億円)に達しています。取り扱い品目は、電子機器からピーナッツバター、配管工の予約まで、多岐にわたります。
エキサイトメントを届けることを追い続けるAmazon
ありとあらゆる商品を販売するAmazonですが、これまで最も売れてきたのは「エキサイトメント(英:excitement、興奮)」だといわれています。
プラットフォーム登場当初、Amazonはインターネットで書籍が購入できる新しいエキサイティングなサービスとして人々の注目を集めました。Kidle本でエキサイティングな読書方法を導入し、CreateSpaceでエキサイティングな出版方法を開拓、Amazonウェブ サービス(AWS)でインターネットインフラをエキサイティングなものとし、Amazonプライムでエキサイティングな配送方法を世に打ち出し、Alexaでエキサイティングなスマートホームの新たな形を提案しました。
常にエキサイトメントを顧客へ届けてきたからこそ、Amazonは時価総額1兆ドルに達することができたといわれています。
Source:Boston.com
Photo:Scott Lewis/Flickr
(lexi)