未来のタブレットは「巻き物」になる?左右のシリンダーで無限スクロールも可能

有機EL(OLED)は薄型でバックライトを必要としないため、柔軟性に富んだデザインをデバイスで採用することが可能となります。今回、新たに開発された巻き物「MagicScroll」も、こうした特性を活かした次世代タブレットの1つです。
用途に応じて様々に変化!
カナダ・クイーンズ大学の研究チームが新たに開発したのは、7.5インチの2Kフレキシブルタッチスクリーンを搭載した「MagicScroll」です。タブレットながら巻き物のような形状をしており、左右についているシリンダーを回すことで、ディスプレイ上に表示されたページをスクロールすることが可能です。
開発した研究チームによると、無限にスクロールができるため「長いリストを素早くブラウズする」には最適なのだとか。昔使われていた回転式名刺ホルダーから着想を得たそうです。
巻き物のようにして使う以外にも、ディスプレイを立てるようにして表示したり、デュアルディスプレイの特徴を活かして左右に別々のコンテンツを表示させたりと、用途に応じて様々な利用ができます。
スクリーンが平面である必要はない
「スクリーンが平面である必要はない」と話すのは、開発に携わったロエル・ヴァーテガール氏です。同氏のチームは2016年にも、スマートフォンを弯曲させてパラパラ漫画を可能にする「Reflex」を発表し注目を集めました。
Appleも折りたたみ式のiPhoneを開発しているとされているだけに、平板のようなスマートフォンが時代遅れとなる日も、意外とすぐに訪れるかも知れません。
Source:HumanMediaLabs,Phone Arena
(kihachi)