Apple Watch Series 4の公式画像は「詰め込みすぎ」?Appleの意図とは

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Appleによる9月12日の新作発表会を前にして、iPhone XSと同時にApple Watch Series 4の公式画像が流出しました。しかし、そのSeries 4のディスプレイに「情報が詰め込まれ過ぎではないか」という見方も早速出ています。

ディスプレイ内に10種類もの情報

30日(日本時間)に突如リークされたApple Watch Series 4の公式画像からは、これまで予測されていたとおり、従来のモデルよりもディスプレイが大型化している様子が確認できます。
 
また、Apple Watch Series 3では赤く塗られていたデジタルクラウンが、Series 4では赤いリングで縁取られるにとどまっています。
 
しかし、それ以上に気になるのが、ベゼルレスデザインで大型化したディスプレイに詰め込まれた「情報量」です。表示されているのは以下のとおり。
 

  • 時間
  • 左上にタイマー
  • 右上に温度計
  • 文字盤の円上部にランチの予定
  • 文字盤の円内上部に日付
  • 文字盤の円内下部に地球上の日照位置を視覚化
  • 文字盤の円内左に音楽のステータス
  • 文字盤の円内右にアクティビティ
  • 左下に紫外線(UV)グラフ
  • 右下に日没時間

 
画面から得られる視覚的な情報は、計10種類にものぼります。

詰め込みすぎに賛否両論!?

Appleが追求してきたとされる“ミニマリズム”とは真逆とも言えるような、徹底した情報の詰め込みぶりに対し、メディアの間でも評価は分かれています。
 
例えば、ニュースサイトTHE VERGEは「より大きいスクリーンは、より多くの情報を示せるだけの空間を意味する」としたうえで、Apple Watch Series 4の強みは「ひと目で分かる情報にある」と好意的なコメントを寄せています。
 
一方でニュースサイトCult of Macは、寓話「鏡の国のアリス」に出てくる、「(ありそうにないことも含めた)あらゆる事態に備えておくべきだ」として馬の背中にネズミ獲りを設置した騎士を引き合いに出し、情報過多を辛辣に皮肉っています。また、画像だけではありますが、著名デベロッパーによる意味深なツイートも……。
 

 
このように賛否両論ですが、AppleとしてはTHE VERGEの言う通り、大きくなったディスプレイの有用性をアピールしたいのでしょう。もちろん、何を表示するかはユーザーが自由に設定できるので、実際には情報の多さに圧倒される心配はいりません。
 
 
Source:THE VERGE,Cult of Mac
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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