スマートフォンのオンライン販売シェアでAppleが4位に―1位はAmazon

米国内のスマートフォン市場で、2018年第2四半期(4〜6月)においてオンライン販売で最もシェアを獲得したのはAmazonでとなり、Appleは4位でした。
Amazonの競争力が際立つ
米国ではスマートフォン市場自体が飽和傾向にあるものの、限定イベントなどを効果的に駆使できるオンライン販売は強い影響力を持っています。
調査企業Counterpointによると、2018年第2四半期におけるスマートフォンのオンライン販売シェアで、Amazonが全体の13%を確保して1位に輝きました。以下、キャリアのVerizonが12%、量販店のBest Buyが9%、Appleが8%と続きます。
「キャリアと比較して、オンラインのスマートフォン市場で際立ったシェアを獲得できることをAmazonは示してみせた」と分析するのは、Counterpointのアナリストです。
第2四半期の収支報告で、4大キャリアは総じてデバイスの売り上げが下がったとコメントしていた。価格やプライム会員限定セールを通して、Amazonは非常に強い競争力を維持している。製品販売のやり方がプライムメンバー戦略にぴったりと適っているほか、キャリアよりも早くスマートフォンを配達できるためだ。
iPhone単独で勝負するApple
Counterpointによれば、Appleはわずかにシェアを減らしたそうですが、これは「新たなiPhoneの登場に向けた買い控え」が原因とのことで、iPhoneがオンライン・オフライン問わず最も人気のある端末であることには変わりないようです。事実、iPhoneしか販売していない企業が、様々な端末を取り扱う企業に混じってランキング上位に名を連ねていることが驚きです。
ニュースサイトAppleInsiderも、iPhoneの場合はオンラインストアだけでなく、Apple Storeや販売代理店、キャリアなど様々なチャネルがあるためだ、と分析を下しています。
Source:Counterpoint,AppleInsider
(kihachi)