Apple Payのユーザー数が全世界で2億5,300万人に

 
Loup Venturesのアナリスト、ジーン・ムンスター氏の調査によると、Apple Payが全世界で2億5,300万人に利用されていることがわかりました。iPhoneユーザーの実に31%にあたる数字です。

国際市場で急速に成長するApple Pay

現地時間の7月31日、Appleは2018年第3四半期（4-6月）の業績を発表し、サービス事業部門の売上高が95.5億ドル（約1兆円）に達し、前年同期比で31%の成長を遂げたことが明らかになりました。
 
好調なAppleのサービス事業の中でも特に著しい成長を見せているのがApple Payです。普及が思うように進まなかった時期もありましたが、国際市場を中心にユーザー数が大きく伸びている模様です。
 
「Apple Payは現在24カ国で利用可能であり、今年後半に加わるドイツを合わせると、もうすぐ25カ国になる。Apple Payのユーザーベースはおおよそ2億5,300万人である（国際市場が2億1,500万人、米国市場が3,800万人）。この数字から、米国のApple Payユーザーのシェアは15%にまで下がり、国際市場のユーザーが85%を占めていることがわかる」と、ムンスター氏はコメントしています。
 
Apple Payでの取引額は、過去3四半期に対前年比で500%、400%、300%と、著しい成長を見せています。今年の2月時点では、Apple Payのユーザー数は全世界で1億2,700万人と推測されていました。
 
Apple PayはAppleのサービス事業部門の1%か2%を占める程度ですが、利用可能な地域や金融機関が拡大し続けており、今後も成長は続きそうです。
 
2018年第3四半期の業績報告では、Apple Payの累積取引回数が10億回を超えたことも発表されました。
 

Loup Ventures