中国 iPhone9発売に向けて早くもiPhone X値下げ

中華圏では中国を中心にApple離れが進んでいると言われていますが、2017年第4四半期のAppleの決算報告によると、中華圏だけで98億1,000万ドル(約1兆円)と、アメリカとヨーロッパに次いで売り上げは引き続き安定しています。中国では次期iPhone9発売への期待が高まっており、蘇寧(ソニン)電器などを中心に早くもiPhone Xの値下げが始まっています。
中国のiPhoneは高い?
国によって税制が違うこともあり、Apple Storeで販売されているiPhoneの値段は国によって異なります。アメリカや日本、香港は世界でもApple製品を安くで購入できることで知られています。
日本のApple Storeに行くと、外国人が免税手続きのために長い列に並んでいるのをご覧になったことはないでしょうか。
日本のiPhoneは安価であるため多くの外国人に人気があるのです。インバウンド対策として外国人は免税で購入できるため、多くの外国人は日本に旅行に来た際にiPhoneなどのApple製品を購入していきます。
一例として、iPhone7をApple Storeで購入した場合を考えてみましょう。日本のApple Storeでは、新品の128GBモデルiPhone7が税抜き72,800円で販売されています。
一方で、中国のApple Storeでは同じ商品が5,341元(約86,699円)で販売されているのです。日本と中国では13,000円以上の価格差があるということになります。
中国のiPhone Xが日本のApple Storeより安価?
中国ではiPhone9発売に向けてスマホ市場の期待が高まっており、iPhone Xの値下げが始まっています。ここ数日、新品のiPhone Xが日本より安い価格で販売されている事はある意味衝撃的です。
64GBモデルのiPhone Xは6,888人民元(11万1,835円)からで、定価を考えると、日本円にして約23,000円以上の値引きになります。日本でもiPhone Xの64GBモデルは税別11万2,800円なので、日本よりも安くなっているのです(2018年8月8日時点での価格および為替レート)。
中国ではHuawei、Vivo、Oppo、Xiaomiなどの中華製スマホとiPhoneが、2018年も激しいシェア争いを続けています。iPhoneと中華製スマホの価格競争は必至といえるでしょう。