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Appleの「Aシリーズ」チップを独占的に生産する台湾TSMCの工場機器がコンピュータウイルスに侵され、チップ生産が一時中止となっていたことが明らかになりました。
今秋発売予定のiPhoneモデル用のチップを現在生産中のTSMCですが、コンピュータウイルスのため、いくつか生産施設がオフライン状態となっていたことがわかりました。
TSMCはすでに問題を突き止め、影響を受けた工場の一部の復旧を完了させた模様ですが、施設の中には復旧が日曜までかかっているところもあるようです。生産施設の稼働中断は、数週間分の生産ロスを生んだともいわれています。
「TSMCは過去にウイルス攻撃を受けたことがある」と、同社の最高財務責任者(CFO)のローラ・ホー氏はBloombergに語りましたが、「生産ラインが影響を受けたウイルス攻撃は初めて」とのことです。
TSMCはウイルス攻撃によりどれほどの影響を受けたかは明らかにしていませんが、これまで8月初旬には多くの生産施設を「Aシリーズ」のチップ生産に充ててきたことで知られています。
ウイルス攻撃はTSMCを意図的に狙ったものとみられますが、ネットワーク侵入によるものではないと、TSMCはコメントしています。
Source:Bloomberg via AppleInsider
(lexi)
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