Apple WatchやAirPods、販売額が1兆円超え!前年同期比60%の伸び

Appleは、Apple WatchやAirPodsを含む「ウェアラブル」製品による売上高が前年同期比で60%も成長したことを明かしました。直近1年間の販売額は100億ドル(約1.1兆円)にのぼります。
Appleの最高財務責任者が明かす
Appleは現地時間7月31日に2018会計年度第3四半期(2018年4月〜6月)の業績を発表しました。
Appleは業績発表において、Apple WatchやAirPodsをiPod、Apple TV、HomePodやBeats製品などと同じ「その他製品」に分類しており、個々の製品の具体的な販売数は公表していません。
Appleの最高財務責任者(CFO)ルカ・マエストリ氏は、Apple WatchやAirPodsを含むウェアラブル製品の販売額について、前年同期比60%の伸びを記録し、この1年間の販売額を合計すると100億ドルを超える、とFinancial Timesに明かしています。
前年同期比37%の成長を遂げた「その他製品」
Appleが発表した四半期決算では、「その他製品」の販売額は37.4億ドル(約4,180億円)で、前年同期比37%のプラス成長となっています。
マエストリ氏が「3年前には存在しなかった製品カテゴリ」と語るApple WatchやAirPodsといったウェアラブル製品が60%の急成長を遂げる一方で、この区分には、販売数減少に伴い「その他製品」となったiPodも含まれています。
2月に「1兆円規模に達しつつある」とクックCEOが発言
ウェアラブル製品の好調については、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)が2018年2月の株主総会で、「Fortune 500」の上位300社に相当する規模になりつつある、と語っています。
クックCEOの発言では具体的な金額は示されていませんが、2017年版「Fortune 500」で300位にランクしていたアルミニウム製造企業であるAlcoaの売上高が、約93億1,800万ドル(約1兆円)でした。
2月のクックCEOの発言と、今回のマエストリ氏の発言から、Apple WatchやAirPodsの販売台数が順調に伸び続けていることが分かります。
Source:Financial Times via 9to5Mac
(hato)