Huawei、折りたたみスマホをSamsungに先駆けて発表か

huawei 折りたたみ

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現在世界で3番目に大きなスマートフォンメーカーのHuaweiは、Samsungよりも先に折りたたみスマートフォンを市場に出そうと計画していることが明らかになりました。

OLEDディスプレイは国内企業から確保

折りたたみスマホには曲げやすい有機EL(OLED)ディスプレイパネルが欠かせませんが、中国ベンダーHuaweiは北京市が運営するBOE Technology Groupをサプライヤーとして見据えていることがわかっています。
 
BOEといえば、iPhone向けOLEDディスプレイパネルのサプライヤーとなる方法を模索していると先日報じられたばかりです。現在iPhone X向けのOLEDはSamsungが独占的に供給しています。
 
BOEはこれまでにすでに多くのLCDの生産を行ってきましたが、OLEDディスプレイの製造工程はより複雑であり、OLEDパイオニアのSamsungでさえも歩留まりの低さ(不良品の多さ)に苦しんだといわれています。

量産ではなくマーケティング効果が狙い?

「Huaweiの折りたたみスマホの最初の出荷台数は20,000〜30,000台になると予測されており、(デバイス販売で儲けを出すことよりも)技術力を証明し、業界とメディアから注目されることが狙いである」と、関係者の一人はコメントしています。
 
販売価格と発売時期はまだはっきりとしていませんが、Yuanta Investment Consultingのアナリスト、ジェフ・プー氏によれば、新製品は2019年の始めまでに市場に出てくるとのことです。
 
「Samsungほど準備が整っていなくても、Huaweiは業界初となりたいようだ」と、プー氏はコメントしています。
 
Samsungが計画している折りたたみスマホは、ディスプレイサイズは7.3インチとなる見込みであり、折り曲げた際のデバイスの厚みはiPhone8やiPhone8 Plusと同じくらいになるとされています。耐久性テストで、20,000回デバイスを折り曲げることが可能なことがわかっており、販売価格は1,500ドル〜2,000ドル(約16万6,000円〜22万2,000円)になるとみられています。
 
 
Source:Nikkei Asian Review
Photo:GizChina
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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