次期iPhoneに同梱の18WのUSB-C電源アダプタ、単品では当面入手困難か

2018 iPhone USB-C アダプタ

2018 iPhone USB-C アダプタ
 
今秋発売の次期iPhoneへの同梱が噂されている、18W出力のUSB Type-C(USB-C)電源アダプタは、当面の間はiPhone同梱品のみ入手可能で、単品での購入は困難となりそうだ、と報じられています。

18WのUSB-C電源アダプタ、同梱品の製造でフル回転

今秋のiPhoneには、高速充電が可能な18WのUSB-C電源アダプタの同梱が噂されており、7月初めには試作品のものとされる画像が中国の情報サイトに掲載されているほか、5月初旬5月中旬にも画像が公開されています。
 
2018 iPhone USB-C アダプタ
 
サプライヤーに独自の情報網を持つMACお宝鑑定団Blogが、18WのUSB-C電源アダプタはiPhone本体への同梱分の製造だけで工場がフル回転状態となるため、単体での販売分は需要を満たせない可能性がある、と報じています。
 
2018 iPhone USB-C アダプタ
 同アダプタの製造は、Flextronics、Delta Electronics、Lite-On Technology、Artesynなどのサプライヤーが担当する見込みとのことです。

MFi認証のサードパーティ製ケーブル発売は来年1月か

改良型のLIghtningチップである「C48B」を使用したサードパーティ製USB-C-Lightningケーブルが、2018年11月か12月頃にAppleのMFi(Made for iPhone)認定品として登録され、2019年1月には発売される可能性がある、とのことです。
 
ただし、認可されるのはMFi認定を受けた製造工場の中でも4社だけになる可能性があるため、サプライヤー間での競争が激しくなるかも知れない、と伝えられています。
 
なお、USB-C–Lightningケーブルなどの製品が、MFi認証の対象として2018年3月に追加されていることが分かっています。

iPhone X/8での高速充電に必要な追加投資額が抑えられそう

iPhone X/8/8 Plusは、30分間で50%の充電が可能な高速充電に対応しています。
 
現時点でこれらのiPhoneで高速充電を利用するには、MacBook用の29W USB-C電源アダプタとUSB-C-Lightningケーブルを別途購入する必要があります。
 
18WのUSB-C電源アダプタは単品では入手困難な状態が続きそうですが、29W USB-C電源アダプタよりも低価格で販売されると見込まれるため、手持ちのiPhoneの高速充電に必要な追加投資額の抑制が期待できます。

 
 
Source:MACお宝鑑定団Blog
Photo:充电头网
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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