Apple、買収した雑誌読み放題サービスの月額料金を値下げ

Appleは今年買収した雑誌読み放題サービス「Texture」の月額料金を値下げしました(アプリ経由での契約はすでに値下げ済み)。これで月額料金は14.99ドル(約1,680円)から9.99ドル(約1,120円)へと引き下げられ、より利用しやすくなっています。
約560円の値下げ
「Texture」はAppleが2018年3月に買収したアメリカの雑誌読み放題サービスです。Appleに買収される前から、サブスクリプション型サービスで200以上の雑誌を無制限に読めるサービスを提供して多くの有料契約者を集めていました。そのTextureの月額料金が5ドル(560円)値下げされたことで、新たな加入者を誘い込むことにも繋がるでしょう。
Texture, now owned by Apple, just got cheaper. pic.twitter.com/lqEekkuDjU
— Harry McCracken (@harrymccracken) 2018年7月12日
TextureはAppleによる買収前から高く評価されており、2016年にはApp Storeで最も革新的なアプリに贈られる賞を獲得しています。また買収に際して、同社上級副社長であるエディー・キュー氏は「信用できるソース元からの質の高いジャーナリズムを提供し、それぞれの雑誌が、美しくデザインされた魅力あるストーリーをユーザーに届けられるよう約束する」と発言し、Textureが持つ可能性も高く評価しています。
契約一本化を模索
今回値下げされたTextureの契約やApple Musicの契約、さらには近い将来始まるとされるオリジナル動画コンテンツの配信契約などを含め、Appleは月額料金サービスの契約を一本化する計画であると報じられています。Textureの値下げが契約一本化と関係しているかは不明ですが、Appleが設定する一括契約の料金にも影響することは確実です。
ただしTextureはアメリカのユーザーがサービス対象であり、今回の値下げは日本のユーザーに直接関係のあるものではありません。仮にAppleが日本でも音楽、動画、雑誌を一括した月額定額制配信サービスを開始したとしても、雑誌に関しては日本国内向けのサービスを組み込むことになるでしょう。
Source:9to5Max
Photo:Texture
(KAZ)