「ARはAppleに9,000億円の収益をもたらす」金融アナリストが予測

ar ipad
 
Appleは拡張現実(AR)に焦点を当てることにより、iPhoneやアプリの販売促進に繋がり、大きな収益を得ることになると、Bank of America Merrill Lynchのアナリストが予測しています。

ARがもたらす収益効果は莫大なものに

「ARアプリが価格プレミアムを牽引する」と、Bank of America Merrill Lynchのシニア株式調査アナリスト、ワムシ・モハン氏は述べており、ARがAppleのブランド価値を今後支えていくと見ています。
 
Bank of AmericaのApple株式の価格目標は225ドル〜230ドルで、7月10日時点の価格よりも40ドル高いものとなっています。Appleの株価は年度ごとにで30%上昇しており、今年に入ってすでに12%の成長を見せています。
 
AppleにとってのARの収益機会は、現在から2020年までの期間で60億ドル〜80億ドル(約6,740億円〜8,990億円)に上るといわれています。収益のうち10億ドル(約1,220億円)はARアプリに起因するもので、残りは新技術が搭載されたiPhone販売によりもたらされるとのことです。
 
もしAppleがARヘッドセットをリリースする場合、見込まれる収益は110億ドル(約1兆2,360億円)に達すると推測されています。

すでに多くのデバイスでARが利用されている

すでに10億台のAppleデバイスにARアプリがインストールされており、iOSエコシステムは開発者にとって非常に魅力的なARプラットフォームになりつつあると、アナリストのモハン氏は述べています。
 
ARで利益を得ているのはゲーム開発者だけではなく、住宅リフォーム・生活家電チェーンのLowesや、建設資材・サービスの小売チェーンHome Depotも、ARを用いた住環境のシュミレーションにARを役立てているとされています。
 
 
Source:CNBC
Photo:Kippelboy/Wikimedia Commons
(lexi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

特集

[PR]オフィシャルサイト

目次