LG DisplayのiPhone用OLEDディスプレイの出荷量は300〜500万枚か

iPhoneサプライヤーの正式な仲間入りを果たしたとされる韓国のLG Displayは、今秋発売となるiPhone向けに300〜500万枚の有機EL(OLED)ディスプレイパネルを供給する見込みであることがわかりました。
高まるOLEDディスプレイの需要とサプライチェーンの多様化
今秋発売となる3つのiPhoneモデルのうち、iPhone Xの後継機と、6.5インチのiPhone X PlusにOLEDディスプレイが搭載されるとみられており、ディスプレイパネルの需要が大きく高まるといわれています。
iPhoneのOLEDディスプレイパネルは現在、Samsungが独占的に供給しており、それが高価な販売価格の原因となっています。LG Displayがサプライヤーとして加えられることで、OLEDディスプレイパネルの価格が下がると期待されています。
現時点では生産能力に限界
韓国メディアThe Korea Timesによれば、LG Displayは今秋発売となるiPhone向けに300〜500万枚のOLEDディスプレイパネルを供給する見込みであるとのことです。
生産枚数が少ないのは、LGのモバイル製品サイズのOLEDディスプレイパネルの生産能力に限度があるためとされています。Samsungは7,000万枚のOLEDディスプレイパネルを供給するといわれています。
先月、LG Displayは200〜400万枚のOLEDディスプレイパネルを供給すると報じられましたが、今回の報道では供給量が若干増加しています。LGは今後OLEDディスプレイパネルの生産を強化していくとみられています。
Source:The Korea Times via Gadgets 360
Photo:William Hook/Flickr
(lexi)