Apple、iPhoneのOLEDディスプレイパネルの新たなサプライヤーを確保

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    iPhone Xなどハイエンド仕様のiPhoneに使用される、OLEDディスプレイパネルの生産に、2番目のサプライヤーが近く加わると伝えられています。

    生産の多様化でディスプレイ価格が下がる?

    iPhoneのOLEDディスプレイパネルは、これまでSamsungにより独占的に供給されてきましたが、Appleはサプライヤーの多様化に向けて本格的に動き出していることがわかりました。
     
    OLEDディスプレイの2番目のサプライヤーとして加わるのは、以前からAppleにOLED供給の噂のある、同じく韓国のLG Displayです。200万〜400万ユニットの少量のパネルを最初に供給した後、生産量を拡大するとみられています。
     
    OLEDディスプレイパネルが2社以上により供給されることで、Appleにとって部品の価格交渉が行いやすくなるといわれています。iPhone Xの部品で最も高いのはOLEDディスプレイパネルで、原価の約3分の1を占めており、それが高価な価格設定の元となっています。
     
    LG製OLEDディスプレイパネルが本格的に使用されるのは来年となる見通しですが、今年発売される3台のiPhoneモデルのうち1台に採用される予定と報じられています。
     
    「Appleにとって2つめのOLEDディスプレイパネルのサプライヤーの確保は、現在独占状態にあるSamsungへの依存率を下げることに繋がる」と、IHS Markitのシニア主任アナリスト、ジェリー・カン氏はコメントしています。
     
     
    Source:Bloomgberg
    Photo:William Hook/Flickr
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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