「Hey, Siri」の省略、ようやくwatchOS5のベータ版で利用可能に

apple watch

apple watch
 
先月のWWDCで発表されたwatchOS5ではApple WatchでSiriを起動する際に、手首を返して盤面を表示させておけば「Hey, Siri」と呼びかけなくても起動する機能(Raise to Speak機能)の登場を予告していました。この機能がwatcOS5のベータ版で一部テスターで利用可能になっているようです。

ボタン長押しも不要

これまでwatchOS5のベータ版では確認できなかったRaise to Speak機能の設定が一部のテスターに表示されているようです。設定をONにすればApple Watchに「Hey, Siri」と話しかけなくても、またデジタルクラウンを長押ししなくても、手首を返して盤面を表示させればいつでもSiriに話しかけられるようになります。
 
Apple watch
 
Hey, Siriと話しかける」、「デジタルクラウンを長押しする」のいずれかが省略できるため、Siriとの距離が一歩近づくと言っていいでしょう。更に言えば、Siriなどの音声アシスタントを使う際、起動のために呼びかける(Hey, Siri、OK, Google、Alexaなど)のが恥ずかしいという人も多くいます。そんな人でも気軽に音声アシスタントを使えるようになるかもしれません。

ベータ版インストールは慎重に

今回発見されたRaise to Speak機能はまだ全てのテスターで使えるようにはなっていないようです。便利そうな機能なので一足先に体験してみたいという人は開発者登録をして、watchOS5のベータ版をインストールして、機能が有効になるのを待つしかありません。なおwatchOSはパブリックベータテストが実施されていないので、ベータ版のダウンロードには年間11,800円を支払って開発者登録をする必要があります。
 
またベータ版にいくら便利そうな機能があっても、興味本位でインストールするのはお勧めできません。一般的にベータ版は不安定であり、再起動を繰り返したり、アプリによっては起動しなくなることもあるなど、日常の使用に支障をきたす恐れがあります。開発用の機材以外へのベータ版インストールは慎重にすべきでしょう。
 
 
Source:9to5Mac
(KAZ)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

特集

目次