Foxconn、米国初となる工場の建設を開始〜iPhoneのディスプレイを供給か

Foxconnの会長テリー・ゴウ氏は28日、米大統領トランプ大統領と共に米国初となる工場の建設開始セレモニーに参加しました。ウィスコンシン州のFoxconn工場の建設総額は100億ドル(約1兆1,000億円)に達するといわれており、iPhone用ディスプレイの生産が行われるとの噂も流れています。
やはりiPhoneのディスプレイが供給されるのか?
Foxconnの米国初の工場建設の計画が明らかになったのは昨年6月のことです。各州から熱烈なオファーがあったようですが、結果として7月にウィスコンシン州での建設が決定されました。13,000人分の雇用創出につながるとのことでしたが、トランプ大統領は若干多めに見積もっているようです。大統領は声高々にTwitterで喜びを表現しました。
今日、我々は15,000人の雇用につながる工場の建設に着手した。Foxconnが気づいたように、建設、雇用、成長において米国が最適の場所なのだ!
Today, we broke ground on a plant that will provide jobs for up to 15,000 Wisconsin Workers! As Foxconn has discovered, there is no better place to build, hire and grow than right here in the United States! pic.twitter.com/tOFFodZYvK
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) June 28, 2018
建設費用100億ドルのFoxconn工場では当初、テレビのLCDパネルが生産されるといわれていましたが、最近になってコスト削減のためにiPhoneとMacのディスプレイパネルが生産されるとの噂が流れています。しかしながらパネルが米国内で生産されたとしても、デバイスの最終組み立てのために海外に運ばれる必要があるため、コスト削減効果が打ち消されてしまうかもしれません。
Appleは米国内にサプライヤーをいくつか抱えていますが、米国内での部品の組み立ては長らく行われていません。最も新しいものでも、すでに時代遅れとみなされている2013年のMac Proです。
Foxconnの米国工場がiPhoneやMacBookのディスプレイサプライヤーの仲間入りを果たすかどうか、今後の動向に注目です。
Source:AppleInsider
(lexi)