Appleは自動運転車の開発をあきらめていなかった?

Apple 自動運転車

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Appleが「Project Titan」と呼ばれる自動運転車開発プロジェクトにとりかかっていることは広く知られていますが、最近は自動運転車のソフトウェア開発に集中していたため、ハードウェア開発をあきらめたのではないかと噂されていました。しかしながら、アナリストが新たな見解を発表し、Appleは自動運転車の開発を継続している可能性が浮上しました。

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Apple自動運転車の開発をあきらめたとの説が濃厚とみられていましたが、投資銀行Guggenheim Securitiesのアナリスト、ロバート・シーラ氏は異なる意見を持っているようです。同氏は、「Appleは最終的には自動運転車を発表する」と予測しています。
 
シーラ氏の理論は比較的単純なもので、「自動車は複雑な製品であり、Appleは特にハードウェアとソフトウェアを統合するエンジニアリングを得意とする製品企業である」ことが根拠となっています。
 
Appleの自動運転車プロジェクト「Titan」に関する情報はあまり聞かれませんが、Appleのこれまでの自動車に対する姿勢をさかのぼると、自動運転車の発表に至る可能性が高いとのことです。
 
シーラ氏は以下のように自身の調査結果をまとめています:

AppleはAppleブランドの自動運転車の開発から手を引き、自動運転車技術を他社に販売することに集中しているとの意見で一致しているようだが、Appleはこれまで他のOEM企業に中核技術を提供したことは一度もなく、同社のビジネスモデルは製品の開発から顧客に届けるまですべてを包括するものである。
 
Appleは2014年から「Proect Titan」に関してあいまいな姿勢を取ってきたように見えるが、(カリフォルニア州自動車局から許可を得ている56企業の一つとして)自動運転車を現在テストしている最中であり、自動運転車の制御、ガイダンス、ナビゲーションシステム、ニューラルネットワーク、AR、LiDARセンサー、カメラ、コンピュータビジョンシステムなど、多くの自動運転車関連の特許を出願してきた。また、自動運転車の環境制御や、ボディ構造など、細かいエリアの特許も出願している。自動運転車の市場規模と、Appleのこれまでのやり方を考慮すると、Appleブランドの自動運転車が発表されるという結論にたどりつく。

 
AppleがYouTuberと自動運転車のためのVR技術の開発を行っていることも先日明らかになっています。
 
 
Source:Barron’s
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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